2013年02月07日

PC用眼鏡を掛けずにブルーライトを避ける方法を考えてみた

(手元に分光光度計 : 光を波長に分けて強さを測定する装置 がないので、厳密な検証を行えておりません。ご了承ください)
(PC のモニターや OS の設定の詳細は、取扱説明書等を参照してください)

「ブルーライト」とは (真空中もしくは大気中の?) 波長が 380-495nm の青色から紫外線の電磁波 (この波長ならば「光」と呼んだほうが通じやすいでしょうか) を指すようです。


参考) 比較的中立と思われるサイトを紹介します。
「ブルーライト」以外の記述には、私の理解と異なるところもあります。それぞれの用語は学術書を参考にすることをお勧めします。
http://blue-light.biz/about_bluelight/about.html


ブルーライトは人の目に何らかしらの悪影響があるという予測があるらしいです。
確かに平日青空を見上げることが少ない私などには PC のモニター以外で青を見ることは少ないかもしれません。
加えて、青色発光ダイオード (青色 LED) の単色青色や電車内の青味のかった白色の照明を見ていると体によろしくないような気がしていました。


「青味のかった白」といえば、、、
日本人は白色の中でも比較的青味のかった白色 (スーパーホワイト) を好むと聞いたことがあります。清潔感があるからでしょうか。
確かに私もビジネス用の紙などは青味のかった白が好きです。


「青味のかった白が好みなのに青が多すぎるのは目に悪いので防ぎましょう」というのは、何となく「車は便利ですが運動不足になるのでスポーツクラブに通いましょう」というのに似ているなと思います。
便利さとそれによる弊害は諸刃の剣です。


さて、業務上パソコンのモニターを見ないわけにはいかない方も多いでしょう。私もその 1人です。
私としてはパソコンのために眼鏡のデザインや他の性能を犠牲にしようとは思いません。
眼鏡は似合わないと思われている方もいらっしゃるでしょう。
視力が悪いわけでもないのに眼鏡を掛けたくないという方もいらっしゃるかもしれません。
また、コンタクトレンズ派の方もいらっしゃいますでしょう。

そこで、他の手段を考えてみました。


「原因を元から断てばいいではないか!」


PC のモニターから青色を少なくすることを考えてみます。
方法はいくつかあります。


まず、ハードウェアとしてのモニター自体の設定で変更する方法です。


モニターのスイッチの付近に設定ボタンが並んでいるかもしれません。
メーカーや機種によってスイッチの配置や項目名が異なるので詳しく書けませんが、
例えば次のような項目名があります。
「色温度」、「Color Settings」。


DELL_ColorSettings-s.jpg「色温度」の場合は、数値を小さくするほど青色の成分が少なくなって黄色がかってきます。












EIZO_色温度設定-s.jpg「Color Settings」のように赤・緑・青の調整が並んでいる場合は、青色を少なくすると似たような効果が得られます。












次に OS レベルの設定を考えます。


win7_ディスプレイの色の調整_カラーバランスの調整.pngWindows 7 の場合は、「ディスプレイの色の調整」機能があります。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/Calibrate-your-display
この中の「カラー バランスの調整」で青を少なくできます。











Mac_ディスプレイキャリブレータ・アシスタント_ホワイトポイント_詳細モード-s.jpg
Mac_ディスプレイキャリブレータ・アシスタント_ホワイトポイント_通常モード-s.jpgまた、Mac の場合は「システム環境設定」の「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」に「ホワイトポイント」の項目があります。
詳細設定を選択した場合は数値を小さくし、詳細設定ではない場合は "D50" や "D65" を選択すると青色が少なくなります。
("D50" や "D65" という選択肢は OS のバージョンによって異なるようです。例は OS X 10.7.5 Lion です)














最後にこれらの方法に対して、思いつく課題を書き出してみます。
・色々なモニターを見る方は、それぞれのモニターを設定する必要がある。
・そのモニターをいろいろな方が見る場合は、他の方に不都合な場合がある。
 ※ Mac OS X 10.7.5 の場合は、先の設定をログインユーザーごとに変更できることを確認しています。
・極端に黄色味のかった画面を見た後に周りを見ると、色調の違いに違和感をおぼえることがある。
 ※ 眼鏡で色調を変えると画面も周りも同じように変わるため、違和感が少ないと思われます。
・色覚に関係ない紫外線 (が出ているとすれば) の量は減らないかもしれない。

 
今日の気分 (#_#)


posted by 中田智玄 at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月29日

Excuse me の発想 - 操作ミスをさせないようにするか、間違った操作だけを指摘するか?

excuseme.png(この記事には私なりの解釈が多分に含まれています)

先日アラスカのフェアバンクスに久しぶりに訪れました。

大型スーパーマーケットに行ってカートを押していると、横からやはりカートを押して来た現地の方?から "Excuse me." と声を掛けられました。
あぁ、ここは「Excuse me の国」だった、と思い出しました。私が勝手につけた名称です。
私に用があるわけではなく、カート同士がぶつかるわけでもない。でもぶつかるかもしれないから、あらかじめ Excuse me 。
ぶつかるつもりはないのだと、はっきりと意思表示しておいて、トラブルを未然に防いでいるのだと理解しています。

ホテルで宿泊者と従業員が "Morning." と軽く挨拶するのもそれに近いのだろうと思っています。私はホテルの人ですよ。私は宿泊者ですよ。と宣伝する。
妻からは、知り合い?と聞かれ、その軽いノリが嫌、と言われます。(軽い?) 私が行うからそう見えるのでしょうね。。。(; ;)

同じノリで知らない日本人にホテルの土産物屋でおはようございますと挨拶したときは、しまったと思いました。これではただのナンパになってしまいます。


さて、コンピューターソフトウェアのユーザーインターフェースで思い出したことをひとつ。


例えば [日付] 入力欄と [実行] ボタンのあるソフトウェアがあったとします。
[実行] ボタンを押した後の動作に [日付] 入力が必須の場合に、[実行] ボタンの動作の仕様をどうするか。

仕様案1.
日付が入力されるまで[実行]ボタンを無効にしておく。
[実行] ボタンにマウスを合わせると「日付を入力してください」とふきだしを表示する。

仕様案2.
[実行] ボタンはいつでも押せるようにする。
押したときに日付が入力されていないと「日付を入力してください」とふきだしを表示して動作を止める。


1 はどんなユーザーでも間違った行動を行わないように未然に防ぐ、Excuse me. 的な動作。
2 はある程度操作が想像できるユーザー向け。余計なことはせず、間違えたところだけその場で指摘してくれる。


実際には、ソフトウェアが利用される状況などによって様々な設計が考えられると思います。

Microsoft Office の「リボン」は 1 の考え方をもう何歩か進めたものかなと想像しています。



これは笑い話。
江戸時代のこと。
江戸っ子のご老人が道端で転んでしまった。
通りかかったのは地方から来た若者。心配して声を掛けた。「大丈夫ですか?」
ご老人「てやんでい、こちとら下から江戸の市中を見上げてるんじゃねえか。余計なお世話だ。」
話の中では江戸っ子はやせ我慢と描かれるようです...

今日の気分 (^ ^)

2013年01月25日

数字 ... 大きさ、順番、番号、記号...

20130125-駐車場-s.jpg右の写真は神奈川県内某所で工事中の駐車場。数字は 1 から 10 番まで。
さて、駐車スペースは何箇所あるでしょう。


答えは 8 個所。
駐車スペースの番号には写真のように 9 がない。もう一つ足りない数字が。。。想像どおり? 4 。


私が以前駐車場を借りたとき、駐車スペースの番号は 5 でした。
5 番目に停めたところ、そこは 6 番だとその番号の借主から指摘されました。
駐車スペースも部屋と同じように 4 を飛ばす習慣を知らなかったのです。(後からよく見たら輪止めに数字が小さく書かれていました。)


(いまさら) 思えば数字という記号には様々な用途があります。
大きさ・順番・数量・ただの記号...


先の駐車スペースの数字は、順番を表す記号でしょうか?


「順番」について考えて見ます。
数字で順番を表すとき、0からはじめる場合がありますね。(主にコンピュータープログラマー?)
すると「1から始まる」と思っている人にとっては 1 つずれるわけです。


順番は、開始・終了・飛ばされる数字を (習慣的に) 意識する必要がありそうです。


ややこしいから、英語のアルファベットを使いましょうか。
いやいや、アルファベットでも習慣的に飛ばされる (場合がある) 文字があります。
たとえば、"i, j, o"。
読み間違えやすいからと教わりました。


色にしましょうか。
サーバールームのケーブルが整然とカラフルに配線されていると、さぞ高性能なのだろうと思ったりします。
中学生のころに電気抵抗の値を示すカラーコードを習ったことを思い出します。
黒・茶・赤・橙・黄・緑・青・紫・灰・白で、0 から 9。
加えて銀と金。
半田のにおいまで思い出します。
何となく虹の色の並びに似ていますが、由来はなんでしょう?
元々数字のような大小の順番がないから他の習慣とのギャップで混乱が少ないような気がします。


思いつくままに。

今日の気分 (- -)
 
posted by 中田智玄 at 08:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする