(手元に分光光度計 : 光を波長に分けて強さを測定する装置 がないので、厳密な検証を行えておりません。ご了承ください)
(PC のモニターや OS の設定の詳細は、取扱説明書等を参照してください)
参考) 比較的中立と思われるサイトを紹介します。
「ブルーライト」以外の記述には、私の理解と異なるところもあります。それぞれの用語は学術書を参考にすることをお勧めします。
http://blue-light.biz/about_bluelight/about.html
ブルーライトは人の目に何らかしらの悪影響があるという予測があるらしいです。
確かに平日青空を見上げることが少ない私などには PC のモニター以外で青を見ることは少ないかもしれません。
加えて、青色発光ダイオード (青色 LED) の単色青色や電車内の青味のかった白色の照明を見ていると体によろしくないような気がしていました。
「青味のかった白」といえば、、、
日本人は白色の中でも比較的青味のかった白色 (スーパーホワイト) を好むと聞いたことがあります。清潔感があるからでしょうか。
確かに私もビジネス用の紙などは青味のかった白が好きです。
「青味のかった白が好みなのに青が多すぎるのは目に悪いので防ぎましょう」というのは、何となく「車は便利ですが運動不足になるのでスポーツクラブに通いましょう」というのに似ているなと思います。
便利さとそれによる弊害は諸刃の剣です。
さて、業務上パソコンのモニターを見ないわけにはいかない方も多いでしょう。私もその 1人です。
私としてはパソコンのために眼鏡のデザインや他の性能を犠牲にしようとは思いません。
眼鏡は似合わないと思われている方もいらっしゃるでしょう。
視力が悪いわけでもないのに眼鏡を掛けたくないという方もいらっしゃるかもしれません。
また、コンタクトレンズ派の方もいらっしゃいますでしょう。
「原因を元から断てばいいではないか!」
PC のモニターから青色を少なくすることを考えてみます。
方法はいくつかあります。
まず、ハードウェアとしてのモニター自体の設定で変更する方法です。
モニターのスイッチの付近に設定ボタンが並んでいるかもしれません。
メーカーや機種によってスイッチの配置や項目名が異なるので詳しく書けませんが、
例えば次のような項目名があります。
「色温度」、「Color Settings」。
「色温度」の場合は、数値を小さくするほど青色の成分が少なくなって黄色がかってきます。
「Color Settings」のように赤・緑・青の調整が並んでいる場合は、青色を少なくすると似たような効果が得られます。
次に OS レベルの設定を考えます。
Windows 7 の場合は、「ディスプレイの色の調整」機能があります。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/Calibrate-your-display
この中の「カラー バランスの調整」で青を少なくできます。
また、Mac の場合は「システム環境設定」の「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」に「ホワイトポイント」の項目があります。
詳細設定を選択した場合は数値を小さくし、詳細設定ではない場合は "D50" や "D65" を選択すると青色が少なくなります。
("D50" や "D65" という選択肢は OS のバージョンによって異なるようです。例は OS X 10.7.5 Lion です)
最後にこれらの方法に対して、思いつく課題を書き出してみます。
・色々なモニターを見る方は、それぞれのモニターを設定する必要がある。
・そのモニターをいろいろな方が見る場合は、他の方に不都合な場合がある。
※ Mac OS X 10.7.5 の場合は、先の設定をログインユーザーごとに変更できることを確認しています。
・極端に黄色味のかった画面を見た後に周りを見ると、色調の違いに違和感をおぼえることがある。
※ 眼鏡で色調を変えると画面も周りも同じように変わるため、違和感が少ないと思われます。
・色覚に関係ない紫外線 (が出ているとすれば) の量は減らないかもしれない。