2010年05月27日

表現形式とナレーション原稿

グローバルナレッジのeラーニング教材のナレーションについて。
ナレーション音声には、ナレータ収録、インストラクタ収録、合成音声の3種類があります。

実は、弊社のeラーニング教材(CD-ROM)第一号のナレーションは私です。(十数年(?)前の話ですので、今はもう廃盤ですが・・・)
ナレーションと言うより、そのときはインストラクタが話しながらPPTを操作し、レコーディングするというものでした。
今のような収録環境も、ツールも揃っていなかったので、新しい知識の伝達という意味では使えましたが、見栄えはあまりよいものではありませんでした。普段の研修どおりインストラクタが講義するので、臨場感のあるコンテンツではあるのですが、今思えば、第1号のCD-ROM教材は恥ずかしい限りの教材です。

その後、まさか自分がeラーニング教材を作る側になるとは思っていなかったのですが、顧客向けのカスタムeラーニング教材を作成する部署に異動。そこでプロのナレータとお仕事をするようになりました。
ナレータと言っても、アナウンサー、声優、イベントコンパニオンなど様々な方がいます。当社のeラーニング教材は業務知識伝達やIT技術教育が多いため、感情をこめるナレーションより、事実をてきぱき話すナレーションの方が好まれます。当時は様々なナレータと仕事をしていましたが、現在専属のナレータはアナウンサー出身のナレータがほとんどです。

ナレータに原稿を読んでもらうと、複文のような主語と述語が分かり難い文章や、冗長な文章でも、分かりやすくなるから不思議です。その反面、文章は正しいのに、ナレータの思い込みで別のところが強調されると、違うことを説明しているように聞こえます。そのため、ナレータ収録の際は、内容を分かっている者が立会い、その場でナレーションチェックを行います。

また、近年、合成音声も導入しました。現在では、様々なところで合成音声が使われ始めていますが、人間の声に近いものが多数存在しています。
調整次第で肉声に近づけますが、調整できる範囲には限界があり、強弱などは思うようにつきません。上手な棒読みといったところでしょうか。どこが強調されているかが分かりにくくなるので、複雑な文章を読むのは苦手です。もちろん正しく意味が伝わるように調整していますが、ナレータのように説得力のあるナレーションを表現するのは難しいです。合成音声を使用する場合は、できるだけ明確な文章(主語・述語がはっきりしている)だと違和感がないと思います。

そして、もうひとつの教材タイプとして音声なし教材もあります。
企業内では音声を聞く環境がなかったり、業務中に音が漏れるのを不快に思う場面もあります。そうした状況を配慮し、音声なし教材をお勧めすることがあります。音声なし教材を作成する場合は、自分のペースで説明文が読めるようにしています。音声なし教材の場合は、1文を短くし、読みやすい単位で文章を区切るように心がけています。

このように、教材のタイプによって適したナレーションの書き方があるのではないかと思っています。
なお、現在開発中の「Windows7」のeラーニング教材はこのタイプです。Win Win Windows(弊社ブログ)にもちょこっと紹介されていますので、よろしかったらこちらもご覧くださいね。

今の気分 (*^_^*) by ふぐ子



posted by 中田智玄 at 18:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旧ブログのアーカイブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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