2010年04月09日

お節介?思いやり?

先日の出来事です。たまたま2人の医師にかかったのですが、それぞれの診断(異物の除去方法)は以下のようでした。

A:「身体の負担を考えると手術した方がよい。1泊の入院で、麻酔をするから痛みはありません。」
B:「自然に出てくるのを待つ方がよい。ものすごく痛いけど、麻酔をかけないので身体への負担は軽い。」

どちらの医師も同じように「身体の負担が軽い」と言っていますが、まるで処置が違うので、言われた本人は「ぽかーん」とすると同時に不信感を抱きました。

詳しく調べてみると、
Aの場合、手術で人工的に異物を取り出すので、1日の入院ですべてきれいに除去でき、翌日にはほぼ通常の身体に戻る。ただし、全身麻酔による副作用の可能性があり、手術が100%成功するとは保証できない。
Bの場合、麻酔や手術をしないので、副作用や失敗というリスクは防げる。ただし、異物がいつ出るかは分からず、痛みを伴い、異物が出た後もしばらく出血等が続き、身体が元に戻るまでに時間がかかる。

ここまで説明すると、なるほど、どちらの医師も身体のことを考えていたのが分かります。何をもって「身体の負担」と言うのか、どのリスクを回避するのが得策なのか・・・。正解はないので、人によって考えが違うのは当然です。また、患者本人の体力、精神面、家族や仕事の状況など周りの環境によっても適した処置が変わってくるでしょう。
詳しい説明があった上で医師の考えを伝えてもらえれば、もっと素直に診断を受け入れたと思います。

しかし、ふと自分を振り返ったとき、「多かれ少なかれ似たようなことをしているのでは?」と思いました。
自分の経験上、こうしたら良かったから(もしくは、失敗したから)、「あなたはこうするべきだ」と決め付けてしまうことがあります。その人の価値観や置かれた立場によって、最善の道は違うかも知れないのに。その人のことを思っているのに、これではただのお節介になってしまいます。
「私はこういう理由からこのように考えるけど、もしかしたらあなたの立場では違う考えになるかもしれない」と相手の思いに配慮した柔軟な考えができるようになりたいと思う出来事でした。

今の気分 (>д<) by ふぐ子



posted by 中田智玄 at 11:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旧ブログのアーカイブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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