2013年07月30日

アクセス制限の設定された Microsoft Office ファイルが iPhone で開けないのは分かるが、メッセージが分かりにくい

ブックの保護-s.jpgiPhone5 でメールに添付された Excel ファイルが開けないという相談。 Excel 2010 で作成した xlsm ファイル。 原因になりそうな事柄がいくつかありました。

  • マクロが設定されている。
  • アクセス制限が設定されている。
  • 外部データベースへのリンクがある。

アクセス制限ありxlsmを開く.PNGiPhone のメールから開いてみると、次のメッセージ "Office Open XML spreadsheet (macros enabled)"


アクセス制限ありxlsxを開く.PNGマクロが原因か、とマクロを無効にして xlsx 形式で保存しなおした。 改めて iPhone のメールから開くと、次のメッセージ "Office Open XMLスプレッドシート"

なぜかスプレッドシートがカタカナになっている。 というところはどうでもよく、XMLスプレッドシートが原因だと言うなら、xlsx ファイル全部が開けないことになってしまう。※1


いろいろ試みた結果、原因は Excel ブックに設定したアクセス制限であることが分かった。 アクセス制限のある Excel ファイルが iPhone から開けないのは納得がいく。 問題は紛らわしいメッセージである。 つぎのいずれの場合も、メッセージは「アクセス制限」にかすってもいない。

  • アクセス制限があり、マクロが設定されている ⇒ "macros enabled"
  • アクセス制限があり、マクロが設定されていない ⇒ "XMLスプレッドシート"

ここまで書いておけば次は惑わされないだろう。

今日の気分 (-_-)

※1 2013/7/31 Microsoft Office 2007 以降、標準のファイル形式 (Excel なら *.xlsx や *.xlsm など) として xml が採用されている。複数の xml ファイルが zip 圧縮されて 1つのドキュメントファイルになっている。従って、xlsx ファイルの実体は xml ファイル群である。 (横山哲也からのフォロー tweet により追記)
参考) Office 2010 の XML ファイル形式の概要 (Microsoft TechNet ライブラリ)



posted by 中田智玄 at 20:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月26日

今日はシステム管理者の日らしい...

キーボードWikipedia によると、7月の最終金曜日は「システム管理者の日」らしい。
"システム管理者の労をねぎらう記念日。" なのだそうだ。
2000年から実施されているらしいがはじめて知った。

これを電子メールで教えてくれたのはとある仕事仲間。
--- ここから引用
お疲れ様です。
今日は「システム管理者感謝の日」なんですね!
...
ということで、
“...今後ともよろしくおねがいします!!”
--- ここまで引用

そういうことですね。
はい、かしこまりました。

別の仕事仲間に、「今日はシステム管理者の日なんだってさ」と振ってみた。

「うん、わかった。がんばれ」

ま、そういうことらしい。

しかし、「システム管理者の日」について書いているサイトをいくつか読むと少々いただけない。
"昼夜を問わず献身的に"、"与えられた職務を誠実にこなす"、"目立たず地道な" などなど

そして、どうやらシステム管理者同士で傷をなめあっているような気配もチラホラ。
せっかくの真夏の金曜日、気持ちが暗くなってきた。
(日が暮れたからではない)

システム管理者は別にトラブルシュートばかり行っているわけではない。
トラブルシュートに時間を費やさないで済むシステム管理者の方が優秀なはずだ。
その分、システムを改善することに注力し、組織の円滑運営と利益の寄与することも大きなミッションのはずである。
結構前向きな仕事である。
(自分を振り返ると、どんなバランスなのか...)

とひとしきりヒートアップしたところで、気がすんでしまった。
さ、がんばろう。

p.s.
先ほどから "しすてむかんりしゃのひ" を変換すると "システム管理者の非" となるのはなんなのだろう。

今日の気分 (^ ^)