2011年11月30日

自社製品を好きになる コールセンターではそれを表に出せないことがある?

自社製品を使っていただいているいくつもの現場を経験している営業や技術の担当者は、一つの現場で使ってくださっているお客様より、場合によってはうまい使い方に詳しいことだってあるはずだ。
コールセンターもしかり。
でもね。

この夏、私の両親がノートパソコンを 1台ずつ買い換えた。(同じ機種の色違い)
ノートパソコンとしては Windows 98 以来 3-4台目になるだろう。
数日後、キー入力がうまくできないと連絡が入った。
どうやら (主に Microsoft Excelで) 数字キーを続けて打つと打ち損じがあるらしい。

ノートパソコンに慣れている両親のこと、いまさら使い方が悪いということもないだろう。
ただし、タッチパッドに触ってしまうことはあるかと無効にしてみたが、否。
原因の切り分けのため、外付けのキーボードを接続してしばらく使ってもらうと調子がよいという。
ということはキーボードの問題か?

メーカーのコールセンターに電話して状況を話す。
リモートで接続してもらい、こちらが操作してドライバーなどの設定を確認してもらう。
色々調べるが異常なし。お手上げ。

サポートの担当者にざっくばらんに聞いてみた。
「このキーボードって癖があるんじゃないですか?この角度からが一番打ちやすいとか、硬めに設定してあるとか、このくらいのスピードで打つといいとか」
返事が残念。「どのような角度でも入力できるように設計してあります。そのようなことはありません」

仕方ないから気をつけながらしばらく使ってみることにして、電話を切った。
修理に出すと両親の仕事が滞ってしまうから。

母は一言「次はこのメーカーからは買わないね」(このメーカーからパソコンを購入するのは初めてだった)

もしかすると、サポートの担当者は自社のノートパソコンを使いこなしていて裏技を知っていたかもしれない。
でも録音されているコールセンターではそんなことは言えなかったのかも。
かわいそうに…そんなことを思ったりもしたできごとだった。

でもこのままでは使いにくい。
購入するのを手伝った責任が私にもあるため、対処方法を考えてみた。
「ノートパソコンの後ろ側に台を置いて、キーボードを手前に傾ける。」
その後、使いにくいという連絡がないのでうまくいったのかもしれない。

今日の気分 (-_-)



posted by 中田智玄 at 16:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

Active Directory からログインしている自分自身の情報を取得する方法 (VBScript)

ログインユーザーの情報を AD から取得する VBScript です。

社内システムでは、PC を開いているユーザー (各社員) 本人の情報を自動的に取得して使いたいというニーズが存在します。
例えば様々なシステムへのシングルサインオン、申請書類への記入などです。

たまたま調べる機会があったので、確認している範囲で記載しておきます。


Dim objADSystemInfo As Variant
Dim objUser         As Variant
Dim V               As String

Set objADSystemInfo = CreateObject("ADSystemInfo")
Set objUser = GetObject("LDAP://" & objADSystemInfo.UserName)

V = "接続情報"
V = V & vbCrLf & "ADSystemInfo.UserName: " & objADSystemInfo.UserName
V = V & vbCrLf & "識別名: " & objUser.distinguishedName
MsgBox (V)

V = "[全般] タブ"
V = V & vbCrLf & "姓: " & objUser.LastName
V = V & vbCrLf & "名: " & objUser.FirstName
V = V & vbCrLf & "表示名: " & objUser.DisplayName
V = V & vbCrLf & "電話番号: " & objUser.TelephoneNumber
V = V & vbCrLf & "電子メール: " & objUser.mail
MsgBox (V)

V = "[アカウント] タブ"
V = V & vbCrLf & "ユーザーログオン名: " & objUser.userPrincipalName
V = V & vbCrLf & "ユーザーログオン名(Windows 2000より前): " & objUser.sAMAccountName
MsgBox (V)

V = "[電話] タブ"
V = V & vbCrLf & "自宅: " & objUser.homePhone
V = V & vbCrLf & "ポケットベル: " & objUser.pager
V = V & vbCrLf & "携帯電話: " & objUser.mobile
V = V & vbCrLf & "FAX: " & objUser.facsimileTelephoneNumber
V = V & vbCrLf & "IP 電話: " & objUser.ipPhone
V = V & vbCrLf & "メモ: " & objUser.info
MsgBox (V)

V = "[所属されている組織] タブ"
V = V & vbCrLf & "会社名: " & objUser.company
V = V & vbCrLf & "部署: " & objUser.Department
V = V & vbCrLf & "役職: " & objUser.Title
V = V & vbCrLf & "上司: " & objUser.Manager
MsgBox (V)

Set objUser = Nothing
Set objADSystemInfo = Nothing

出典は次のサイトです。
http://pnpk.net/cms/archives/400
http://ss64.com/vb/syntax-userinfo.html

今日の気分 (-_-)

posted by 中田智玄 at 14:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月18日

自社製品を好きになる、それは恋愛に似ている

自社製品が大好きそうな企業とそうではなさそうな企業がある。恋愛に似たものを感じる。

私が在籍していた企業の 1つでは多くの人が自社製品をほめていた。自社製品が好きなのだなと分かった。
他のある企業では自社製品に文句を言う人が多かった。聞いていると暗い気分になった。

「好きなほうが幸せだよな。でもなぜ好きになれないのだろう」と考えていた。
が、なかなか答えが出なかった。(何年も!)
ところが先日思いがけないところで気が付かせていただいた。

今年の 5月 28日に、マイクロソフトの西脇資哲氏による「ITエバンジェリスト養成講座3」を受講した。
冒頭、エバンジェリストとはどんな仕事か?というところ。
「『いいな』と思ってもらわなければならないから、好きな製品しかしゃべりません」という。
ではそうではない製品は?と当たり前の質問が浮かぶ。
「使い込みます。そうすると良いところもそうでないところも見えてくるけれど、『かわいいじゃないか』と思えるようになるんです」

なるほど!
これってまさに恋愛に似ているじゃないか。
付き合えば付き合うほど色々な面が見えてくる。いいなと思うところも、えっ!と思うようなところも。。
でも結局は「やっぱり、かわいいじゃん」に落ち着く。
(男性目線で書いてしまったけれど、女性から見ると「かっこいいじゃん」になるのだろうか?)
一緒にいるからこそ多くの面が見えてくる。
色々な問題を乗り越えるからこそもっと多くの面が見えてくる。

それで振り返ると、はじめの自社製品が大好きな企業のこと。
製品は医療器械なので普段自分で使うことはできないが、お客様に説明するため使い方を練習していた。
デモンストレーションや説明できない製品は売ることが許可されなかった。
お客様や営業担当者の現場の声を反映して、常に改善されていた。
それを反映した部品の不具合・改善・バージョンアップ情報も回覧されていた。
お客様先にも工具セットを常に持ち歩いて、その場で修理できるようにしていた。
汚いところからきれいな製品は作れないと、工場の工具も機械も常にきれいにしていた。
同様にオフィスも常に整理整頓され、机の上に置いて帰ってよいものは電話機だけだった。
製品と向き合う機会が多く、製品とそれを取り巻く環境を大事にする土壌があったからこそ、自社製品に自信を持ち、大好きになれたのではないかな。

(上記企業の話は何年も前のことなので過去形で記述しました。)

今日の気分 (^o^)

posted by 中田智玄 at 17:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする